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    生きている人には生きているまま愛を【一口法話】亡くなった人には亡くなったまま愛を

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      お釈迦様在世の時代。

      突然我が子を亡くした女性ゴータミ。我が子を何とかして生き返らせたいという想いから

      荼毘に付すことができず、亡くなった我が子を抱いてこの願いを叶えてくれる方を探していました。

      そこでお出会いしたのがお釈迦様

      腐敗した我が子を抱きしめながら彼女は、

      「何とか亡くなった我が子を生き返らせていただきたい」とお釈迦様に懇願されました。

      すると

      お釈迦様は「わかりました。ただ1つ条件があります。ケシの実をもらってきなさい」とおっしゃりました。

      続けて

      「ただし、もらう家から誰も死者を出していない。ケシの実を持ってきなさい」

      ケシの実というのは当時のインドではどこの家にもあるもの。日本でいうお米のような存在。

      ゴータミは簡単なことだと周辺の家を回りました。

      確かにどこの家にもケシの実はありました。

      しかし

      「死人をだしていない」家はありませんでした。

      父を、母を、親戚を、夫を、妻を、我が子を亡くしています。

      伺う家すべてに死者がいました。

      ゴータミはふっと気づきました。

      「皆、いつか大切な人を失う。早いか遅いかはあるにせよ、いつか愛する人と別れなければいけない」

      再びお釈迦様に出会い、彼女はそのことをお釈迦様にお伝えしました。

      お釈迦さまは

      「ゴータミ、まさにその通りです。諸行無常、この世に絶対や順序なんでないのです。大切な方を失ったあなた。

      生きている人には生きている今、愛を捧げてあげなさい。亡くなった人には亡くなったまま、愛を捧げてあげなさい。」

      そうお伝えくださいました。


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